須加宮寮の外観

須加宮寮とは

「救護施設」は、生活保護法の枠内で障害種別を問わず、ご利用者を地域の住民として尊重し、ご利用者の意向に沿った自立支援を行い、その人らしい豊かな生活が実現できるよう努めることを基本理念としています。 お互いに助け合いながら、ご利用者の皆さんや職員が一つの大家族となって、家庭の温もりを味わっていただくとともに、ご利用者一人ひとりにふさわしいサービスを提供するため「個別支援計画」に基づく介護・支援、「救護施設サービス評価基準」の活用、「リスクマネジメント」の推進を図り、ご利用者の安全・安心に努めています。

須加宮寮の外観
須加宮寮の外観。平成29年に新設された建物です。

施設の概要

開設 昭和31年5月10日(平成29年新設)
定員 100名(他緊急・一時保護10名)
建物 鉄骨造3階建て
居室数 個室10室・4人部屋25室
居室設備 洗面所、ナースコール、冷暖房設備、収納タンス
共用設備 食堂、厨房、日常活動室、相談室、浴場、特殊浴槽(機械浴)、個浴
居室の室内
4人部屋の室内。窓が大きく、風通りがよく陽が入る気持ちの良いお部屋です。

サービス内容

日常生活の中で潤いと生きがいを感じていただけるように、 また自主的に明るく生活できるように職員一同工夫を重ねています。

食生活

楽しく明るい食環境の中で、健康づくりや病気の予防を含め正しい食生活を目標に、季節料理、希望献立、適温食(鍋・ホットプレート・バイキング)等、家庭的雰囲気の中で楽しんでいただいています。

健康管理

日常的には、内科・外科・精神科・皮膚科・眼科・歯科などの医療機関との連携をはかり、必要に応じて外来を受診していただいたり、協力病院にて救急対応が可能です。

地域活動

地域の方々との交流や地域の清掃活動などを行っています。

レクリエーション行事(施設内行事)

家族交流会、運動会、忘年会、卓球大会などがあります。

生活困窮者就労訓練事業

地域における公益的な取り組み(地域貢献)として、令和2年4月奈良市から法人が認定就労訓練事業の認定を受け、 須加宮寮が実施施設となりました。内容は、一般就労が困難な方などに向けた支援を中・長期的に実施する就労訓練事業(中間的就労)で、2名定員で実施しています。

室内の写真

ご利用までの流れ

①ご入居の資格については最寄りの市区町村福祉事務所にご相談ください。(福祉事務所は各役所内にあります)

②施設見学をしていただきます。

③健康診断を受けていただきます。

④ご利用手続き書類に記入していただき、ご利用日当日にご持参ください。

ご利用可能な方

身体障害、知的障害、精神障害などさまざまな重複障害のために日常生活が困難な方たちが、長期にわたって生活していくための施設(家)です。他の福祉施設の分類別による施設体系になじみにくい複雑・多様な重複障害を持つ方々を広範囲に受け入れることができます。

感謝  ~新須加宮寮竣工式に寄せて~

社会福祉法人大倭安宿苑
理事長 矢追 美壽紀

社会福祉法人大倭安宿苑は、昭和31年5月10日、大倭紫陽花邑に位置し、基盤である理念「あなたも私も仕合わせに」を根幹に、「地下水の精神」「心身の健康」「相互の扶助」の3つの信条により創設され、本年で61周年を迎えさせていただきました。

この度法人成立55周年記念事業として、老朽改築させていただきました救護施設は、当法人の「創設の社会福祉施設」で、昭和31年5月17日に開設、本年で61周年を迎えます。皆様方もご周知とは存じますが、救護施設は生活保護法第38条第2項に、国民が健康で文化的な最低限度の生活をするために、国が生活困窮者に対して必要な保護を行いその自立を支援するとあり、また日本国憲法第25条の理念に基づく福祉施設でもあります。奈良県下では、2カ所、奈良市では唯一の救護施設です。当初、救護施設須加宮寮は、時代の事情もあって純木造平屋でのスタートでした。とても辺鄙な環境で、生活の大半が「ほぼ手づくり」的な生活でしたが、とても温かい邑の方々の支えをいただきながら、26年間生活をさせていただきました。が、木造の建物の著しい老朽化により、昭和56年3月25日、現在の鉄筋コンクリート造の施設へと生活環境が一変し、ライフラインも整った近代的な建物へと…。冬になると木枯らしがヒュー、ヒュー、絶えず火の元に注意しなければならない緊張から解放された記憶が蘇ります。住苑者の皆さんがとても喜んで下さったことも、うれしかったです。

今でも目を閉じれば当時の様子が走馬灯のように浮かびます。あれから36年経過しましたが、現状はというと、建物内部の設備等全般に老朽化が進み、生活の環境としては限界を超えるものとなってしまいました。…何とかしなければと、専門の方々にお聞きした結果、昭和56年の建築は、旧の建築基準法によりきちんと設計施工されていることが「確認」できましたが、反面近年各地で頻発している地震対策も急務で他事でなく、また昭和56年当時は自立に近い住苑者の皆さんも、今では平均年齢が70歳を超える高齢化の状況で、併せて要支援、要介護状態である現実等を踏まえ、救護施設須加宮寮の2回目の老朽改築の決意をさせていただきました。住苑者の「命」をお護りさせていただくのが私の信念であり、平成23年5月26日開催の理事会において老朽改築の決意を述べ、その結果全理事の賛同のもとに事業がスタートし現在に至りました。平成24年7月奈良市長様へ要望書を提出させていただきました。

平成25年11月に、悲願でありました本事業建設用地として、隣接の広大な土地を「神業のごとくに」取得することができて、「天にも地にもかけがえのない」結果に、何であるか目には見えませんが、あっ、私は確かに護られているのだと心で合掌しました。 平成26年11月から平成27年3月にかけて、建設用地の開発工事等大きな節目を経て、約6年の歳月を重ねてやっと、やっと、このおめでたい日にたどりつくことができました。様々な時代模様とともに歩ませていただきましたが、これで住苑者の皆さんにも安心して暮らしていただけるかと思うと胸がわくわくします。数々の感謝の気持ちをこれからは「力」にして一生懸命精進させていただく覚悟です。今後とも皆様方のご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

  

合掌

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電話番号 0742-45-0448(須加宮寮)

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